東京都千代田区は、「(仮称)神田錦町三丁目施設整備等業務」の公募型プロポーザルを実施した結果、スターツCAMを代表者とするグループを最終被選定者に決めた。プロポーザルには東洋建設グループも参加したが、内容評価点で被選定者が上回った。DBO(設計・建設・運営)方式を採用しており、2024年3月下旬に設計施工一括契約を結ぶ見通し。
旧千代田保健所の敷地(神田錦町3-10の695㎡)に障害者支援施設、高齢者施設、地域交流機能を持つ複合施設を整備する。要求水準書案によると、規模はRCかS造の8階建てを想定し、容積上限の600%(延べ4170㎡)の効率的な活用を求めるとしている。地域交流機能は1階か2階に設け、災害時の福祉避難所機能も整える。
設計・施工期間は23-26年度を見通す。以後36年度までの10年間を維持管理・運営業務期間とする予定だ。
予定価格は設計、解体、建設業務を44億円(税込み、以下同)、維持管理と運営業務を7億6000万円に設定していた。
区は建設に先立ち運営予定者を公募し、障害者支援施設は平成会、高齢者施設は新生寿会をそれぞれ選定している。
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千代田区/神田錦町三丁目施設DBO/スターツグループに/3月に設計施工一括契約
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