環境配慮型船舶へのエネ供給施設整備で候補地選定/基本設計を公告/東京都建設局

　東京都建設局は、所有する船舶の更新に当たってバッテリーと水素燃料電池を搭載した電気推進船の建造を計画しており、充電設備や水素タンクを積み卸しする施設と船舶の係留施設を整備する。「環境配慮型船舶へのエネルギー供給施設整備工事基本設計」を希望制指名競争入札で公告した。希望申請を１３日まで受け付け、６月６日に開札する。
　参加資格は、土木設計の分野「河川、砂防及び海岸」に登録していることなど。
　船舶は、全長１３.３ｍ程度、幅３.５ｍ程度で、喫水は０.８ｍ程度、エアドラフトラインは２.６５ｍ程度を想定している。業務では、充電や水素タンク積み卸しを河川沿いで実施する方法を数パターン整理した上で、空中写真や地形図などの机上調査で施設の設置対象となり得る箇所を可能な限り選定する。６カ所程度の現地踏査を想定している。選定箇所を比較検討した上で、優先度を定め、関係機関と協議する候補地（充電施設３カ所、水素タンク積卸施設３カ所を想定）を決める。選定箇所について、必要な工事の概算工事費、工期も算出する。
　履行期間は１０月３１日まで。