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Channel: 関東・甲信越 –建設通信新聞Digital
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新河岸川・白子川治水計画を検討/10月11日まで申請書受付/東京都建設局

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 東京都建設局は、「気候変動を踏まえた河川施設のあり方」に基づく新河岸川と白子川流域の調節池を含めた治水計画を検討する。財務局が8日、「新河岸川及び白子川における気候変動を踏まえた河川整備計画調査委託」の希望制指名競争入札を公告した。
 河川施設の在り方では、降雨の年率超過確率を20分の1に設定した。これを踏まえ、各河川で河川整備計画の見直しを進めている。
 新河岸川の対象は長さ9.3㎞、流域面積109km2、白子川は長さ8.5㎞、流域面積22.2km2となっている。現地調査や資料整理をした上で、20分の1規模の降雨に対する流域基本高水流量と基本高水流量、時間50mmの降雨に対する基本高水流量を算定して流量配分図を作成する。その上で、稼働計画と調節池などの洪水調節池の施設計画を検討し、河川整備計画(変更素案)を作成する。
 白子川中流部では別荘橋~向下橋付近に約8万3000m3の調節池の整備が既存計画に盛り込まれている。調節池の基礎調査では、既存計画の区間を基本に適切な箇所がない場合は周辺区間も対象とし、貯留量、施工計画、事業費を概略検討する。
 関連する2023年度の「白子川中流部における調節池等基礎調査委託」は中央コンサルタンツ、22年度の「白子川中流部における治水対策検討委託」はフジヤマが担当した。
 希望制指名競争入札の申請書は11日まで受け付け、30日に開札する。参加資格は、「土木・水系関係調査業務」のA等級で、「河川・水理調査」に登録しており、国や都道府県で治水計画検討を含む河川整備計画の作成業務実績があることなど。履行期間は25年12月15日まで。


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